『世界の首脳たちが一連の国際会議で問われるのは、実に大きな問題』

『世界の首脳たちが一連の国際会議で問われるのは、実に大きな問題』
 パリでの同時多発テロ、これを「多くの首脳たちが深刻に受け止めたのは想像にかたくない」と「春秋」(日経/2015/11/17付)。その方向で「とりわけ心配なのは、イスラムを敵視するようなムードが広がることだ。中東からの難民問題に揺れる欧州では、受け入れに反対する声が高まっているという。文化や文明の違いを衝突でなく対話でどう乗り越えていくか――。安倍首相をはじめ世界の首脳たちが一連の国際会議で問われるのは、実に大きな問題である。」
 私たちの世界は、単純ではないのか、答えが一つで終わらない。また、対立関係は一対一ではない。それぞれの国は、その国の中で一つになっていない。テロの配力は増して行き、今後はどうなるのか。パリで起きたことは、他の都市でも起こすことができる。互いが、信用無くして行けば、住み難い世の中になる。幾ら、街々にカメラを設置しようと、それは記録であり直接の防止には時差が生じる。何せ、命を惜しまぬテロが相手である。その行動を押さえるためには、その考えを変えさせない限り、終わりはない。力尽くでは、解決しない問題であるが、では、他にどんな方法があるのか。バラバラの各国の調整も困難である。思案は尽きない。(JN)