『いま、世界中がロシアの行動に振り回され気味である』

『いま、世界中がロシアの行動に振り回され気味である』
 「ウクライナ東部では親ロ派が実効支配を続け、「イスラム国」(IS)掃討を目的にかかげたシリアでの空爆は返す刀で反体制派を攻撃し、カスピ海艦隊はミサイルも放った。日ロの協議では北方領土問題の進展の気配はなくプーチン大統領の来日は不透明なままだ。」このような状態に、日経「春秋」(2015/10/12付)は、黒沢明が映画「デルス・ウザーラ」を撮った時のことを出し、「互いの文化や力量を認め合い、厳しい冷戦下に結実した名作。実利や力関係にこだわり過ぎた共同作業に、信頼は生まれないと教えている。」
 ロシアという国の人達と接したことがない。また、ロシアの小説に何度もトライしているが、長いのやら、しつこいのやら、消化できていない。地図を見る限り、かなりの人たちが寒さの厳しいところに住んでいるので、南の土地を欲しがっていると想像する。人伝えの情報による偏見的イメージしか持っていないのである。また、目に入るのは、プーチン大統領中心であるため、マッチョで力尽くで押し切って来るイメージが強い。正面突破をするが、裏でも何かをしている。目的は、南の土地を目指しているのであろうが、そのための目標をどのようにおいているのかわからない。彼は柔道をやっているが、武士道精神はなさそうだ。そういう考えを持った私のような国民がどのくらいいるのか、相互信頼は宗男さんががんばっても進展しなかった。一方的な思いであるが、まだ私たちには8月9日に攻めてきたあのソビエトを忘れられないのである。北方領土は如何にすべきか。互いを理解するためには、この過去をどう活かすか?(JN)