『空を見上げ、「あすは晴れ」と』

『空を見上げ、「あすは晴れ」と』
 「東京で予報が復活したのは70年前のきのう」、戦争中は天気予報の発表が禁止されていたその天気予報、日経「春秋」(2015/8/23付)は、「その晩は『時々雨が降る見込み』との予報に反して暴風雨だった。当たらない天気予報は不要? ないよりはずっとましだ」と。「この気象予報は、桜井勉(出石藩士)が内務省の地理局長時代に全国の自治体に号令して気象測候所を設けさせた。彼は、郷里に戻ってからは雲の流れるさまを眺めていることが多く、近所をいぶからせていたとか。」
 テレビの天気予報は朝のルーチンの一つである。当らないこともあるが、大体の天気の状況はわかるわけであり、台風などの経路予測はありがたい。日本全国の天気がわかる。でも、自分の住む天気の移り変わりはどれほどわかっているのか。朝、家を出て夜帰宅するまで、わが町のことを知らない。大凡の予報洗濯物をどうするか考えるが、まだここに住み始めて20年ほど、その変化を詳しく知らない。今後、退職することでここにいる時間が長くなるだろう。そんな地元を知らない。最近はインターネットにて、地域の天気予報がわかるようになったが、外へ出て空を見上げて、天気がわかると素晴らしい。その地域の地形などで雲ができたり、気温が上がったりする。地元に長く住む方々の知識と知恵をいただきた。空を見上げ「あすは晴れ」、お天気のことからここの自然や文化等を知りたい。(JN)