高校生=選挙権ナシ=政治活動ダメは、もう通らない

高校生=選挙権ナシ=政治活動ダメは、もう通らない
 日経「春秋」(2015/6/18付)は、選挙権年齢を18歳以上にするに当たり、未成年者の政治への関心を期待するとともに、1960年代の高校での反戦デモや集会へ文部省の1969年10月31日に出た文部省通達による未成年者の政治活動への抑制を引き合いに出し、教育界の常識を変える選挙革命と述べている。
 当方も、未成年者への関心を期待する。特に、選挙権を得るそのスタートの時に、すんなりと投票所へ行く習慣を身に着けたい。そして、その前に、自分たちのためにだれに投票するのか悩むことを当たり前にする。そのためには、「春秋」で述べているように、若者に政治参加を促すことを文科省が各学校へ指示することであろう。それはそれで抵抗感があるが、とにかく、学校は教育を以て生徒と学生に政治参加の意識を持たせねばならない。その方法は、様々、それぞれの工夫で、縛る必要はないであろう。一方で、選挙に立つ側は、若者投票者数を狙って、投票を促し、また自分に票が流れる努力をどのようにして行くか。アイドルグループの応援などがあると、盛り上がろうと考えるのはけしからんのかもしれないが、楽しみである。しかし、本来、若者は現状に異論を感じ、それを変えたいと政治に関心を持つのではないか。それは、もう通らない考えか。