日本の男性に「内食化」が進んでいるらしい

日本の男性に「内食化」が進んでいるらしい
 「家庭回帰」と朝日「天声人語」(2015年6月5日付)は、次のように述べている。「『家飲み』という言葉をよく耳にするようになったのは2009年あたりだろうか。居酒屋でわいわいやるのも楽しいけれど、家で落ち着いて飲むのも悪くない。『内食』という言葉もある。日本の男性に『内食化』が進んでいるらしい。シチズンホールディングスが4月、20代から50代の全国のビジネスマン400人に聞いた。1週間に何日、自宅で夕食をとるか。答えは平均5・7日だった。1990年の調査では13%だから、生活様式がバブルの頃とはずいぶん変化したことになる。リーマン不況や東日本大震災後の『家庭回帰』傾向が今も続いていると。金曜日の帰りが遅くなる人が90年には75%もいたのに、今年は35%に。遅いと感じる帰宅時間も、90年には23時が多かったが、今年は21時にまで早まった。総じて暮らしぶりは手堅くなったということだろうか。バブルの狂騒の再演だけはご免被りたい。」
 内食率は、健康のバロメーターである。それは、その時の健康でもあり、その後の人生にも影響してくる。それは、単に食事ということだけでなく、家族との関係も含めてだ。若い時は、少々の無理をしても、大丈夫であるが、年齢を重ねるとボディーブローに聞いてくる。早く家に帰って、家族と食事をし、土日は寝坊せず、家の仕事をする。家庭は寝るために帰る場所ではない。家庭は、家族との大事な場所であるとともに、自分の時間をつくるところでもあるはずだ。心身のためにも早く帰宅し、自宅での夕食を楽しみ、そして、僅かなる自分の時間もつくろう。因みに私は、このところ交流戦の期間であり、外食率が上昇して、右足の親指の根元が被害を受けている。反省はしている。基本は内食である。