地方議員をどう選ぶか

地方議員をどう選ぶか
朝日新聞天声人語」2015年3月26日) 千葉県流山市議の松野豊さんは驚いた。定例会最終日、演壇の議会運営委員長が突然、松野さんの名を挙げて「改革を長年にわたり牽引(けんいん)し……」と発言した。「議会改革に明け暮れた16年でした」。市議会は全国の市区を比べた改革ランキングで2012年に日本一になった。本会議に加え、委員会もネットで生中継する。採決にスマホを使い、全議員の賛否を公表する。市民への報告会を開く。議員同士の自由討議や、議員に対する市長らの「反問権」を活用する。情報公開、住民参加と議会の機能強化の三本柱で進めてきた。きょう統一地方選が始まる。地方議員は何をしているか見えにくく、遠い存在と思われがち。どう選べばいいのか、住民が困るのも当然だ。松野さんは、議会や役所を変えるだけでは民主主義の質は高まらないと。投票先に迷ったら、何人かの候補者にメールなどで連絡してみては、と松野さんは提案する。例えば「なぜ立候補を?」と尋ねてみるのだ。すぐ返信がくるか、音沙汰なしか、反応ぶりにそれぞれの資質が見えるはずという。議員経験者ならではのアイデアか。ちょっと試してみたくなる。
(JN) 都議及び市議は、身近な存在であるはずだが、選ぶに当たってどれほど私たちは考えているのか。地方であるほど、その人やその党の政策より、人のつながりであったりしないか。或いは、そういう時期になるとやって来る嘗ての友人の非常に執拗な押しに負けてしまったりしてはいないか。駅前では、毎日のように代わる代わる各党の方々が訴えかけているが、配付物を受け取る人は少ない。恥ずかしならが私もまだ大人になっていないのか、全ての党の配付物を受け取れない。一部の党の配付物から逃げている。それではいけないのであろう。八氏に対しては、全てのものを確認し、また演説会に足を運び、考えねばならない。今は、便利なものが沢山ある。メール、SNS、ウェッブサイト・・・・・、情報を収集して、家族で考えてもいいだろう。せっかくの民主主義と言う今の体制の利点を生かすような行動を大人たちが行い、18歳の若者たちに手本を見せたい。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11670103.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_DA3S11670103