太陽系の惑星に「仲間」が生きていた?

(日経「春秋」2013/3/16付) 火星人が円盤で山のなかに降りた。「おーい」と叫ぶと「おーい」とこだまが返ってくる。今度は「火星から来たぞ」と叫ぶ。するとこだまは「ばかにするな。火星に生物なんかいるもんか」とこたえた。75年前、火星人の来襲を伝えるラジオドラマを事実と思い、米国でパニックが起きたのは有名だ。米航空宇宙局もずっと火星生物を執念深く探し続けてきた。昨年火星に降り、黙々と調査していた無人探査機キュリオシティが送ってきたデータは、そう思わせるに十分なものだった。大昔に水が流れていたとみられる場所で岩石を分析したところ、窒素や水素などの6つの元素が見つかったという。同じ太陽系の惑星に「仲間」が生きていたと思えばうれしい気持ちになる。いまでは火星の表面から水や大気は失われてしまったが、ひょっとしてそんなものがなくても平気な住人がいるかもしれない。あれこれ考え、頭をリフレッシュさせるのも楽しい。
(JN) 幾つになっても宇宙への夢は消えない。火星だけでなく、宇宙に我々より進歩した生物が住んでいてほしい。地球外生物と行き来ができる時代がやがてやってくる。「宇宙家族ロビンソン」、「スタートレック」など、自由に宇宙を旅できないか。でもロマンだけではない、「エイリアン」のように地球外に資源を求め、破壊的な生物に出会うこともあるかもしれない。「スターウォーズ」のように独裁政権帝国主義に出会うこともあるのであろうか。私の狭い創造力では地球上のトラブルの再現になっていします。これでもリフレッシュになるであろうか。
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO52868870W3A310C1MM8000/