バスの語源は、ラテン語で「すべての人のために」

(日経「春秋」2013/1/18付) 走るバスの語源は、ラテン語で「すべての人のために」を意味する「omnibus」からきているそうだ。きょう18日は「都バスの日」。1923年の関東大震災路面電車が壊滅的な被害を受け、翌年のこの日に東京でバスが走り始めた。非常時に活躍するのがバスだ。東日本大震災の被災地でも貴重な交通手段になっている。しかし、全国的にバス路線の廃止や減便が止まらない。バス停や鉄道駅から遠い公共交通の空白地域は現在、九州の面積に匹敵するという。民主党政権は地域の交通網を維持しようと交通基本法をつくる予定だった。安倍政権のもとで前政権の政策の見直しが進むが、この法案はどうなるのだろう。公共事業で新たな道路を造るよりも、住民の足をまず守ることが大切だ。
(JN) すべての人のために、まさにバスは地元密着の住民の足である。経済的に私企業の運営では難しい時に、公がそこに手を差しのべるべきである。また法が弱い者を守るべきであろう。派手にパフォーマンスをするだけでは困ります。日本列島が土建列島にならないようにお願いします。
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO50719120Y3A110C1MM8000/