確かにルールはあるが

(日経「春秋」2012/11/13付) 確かにルールはある。が、被害者の立場への想像力が少しでもあったなら、ルールはあえて曲げてしかるべきではなかったか。先週、男が以前つきあっていた神奈川県逗子市の女性を殺して自殺するという事件がおきた。人を逮捕するとき、被害者が誰かをきちんと容疑者に伝えるのは法が定めたルールだ。ただし、命にかかわる次の事件への想像力が警察には欠けていた。ストーカー行為に悩んで警察に相談する。その警察から、相手に隠していた個人情報が漏れてしまう。これでは何のための相談かわからない。
(JN) この仕事は何のために行われているのか、現状がどうなっているのか、この基本的なことが理解されていないから、このような現実となっていまうのである。警察はなにが間違っていないか。
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO48359010T11C12A1MM8000/