日本の気前のよい支援に感謝します

  • (日経/春秋 2012/7/8付)来日したIMFのラガルド専務理事は10代のころ、シンクロナイズドスイミングの選手だった。「歯を食いしばってニッコリ笑うこと」。人生の指針を、厳しい訓練から学んだという。シンクロの演技の美しさは、一糸乱れぬ動きにある。水面の上では涼しげな笑顔を絶やさないが、水の中では、切ないほどに激しく手足を動かしている。金融危機の嵐の中にいるユーロ圏の国々や、ECBとの息は、どれほど合っているだろう。日本はIMFの大スポンサー。ユーロ騒動が起きた後も、新たな資金拠出を真っ先に決めた。ラガルドチームの一員なのだ。「日本の気前のよい支援に感謝します」。ニッコリ笑ってそう言われれば悪い気はしないが、お客さん扱いされるのは困る。

=>(JN)日本は資金よりも、人と口をもっと出すべきではないか。気前のいいお馬鹿さんではなく、演技も大事だ。
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO43514360Y2A700C1MM8000/