なぜ毎年首相が代わるのか、私には理解できない

  • (日経/春秋/2012/5/29付)要人相手のインタビューは呼吸が難しい。聞きたいことは山ほどあるが、与えられた時間は限られている。シンガポールリー・クアンユー元首相は今年で89歳になる。英国とマレーシアの下を離れて新しい国を築いたのは、約半世紀前である。30代半ばで初代首相に就き、世界の荒波のなかでこの小さな国を率いてきた。日本の政治について尋ねたときだ。「なぜ毎年首相が代わるのか、私には理解できない……」リー元首相によれば、国を率いる指導者の条件は3つある。第1はカリスマ性。第2に指導力を発揮するための時間。そして第3が国民の信頼だという。「日本の国会は破れかぶれで、国民も辛抱強さが足りないのではないか」。

=>(JN)役所にとっては、この条件を満たす首相がいらなかったのではないか。いや、いなかったのか。
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO41950170Z20C12A5MM8000/