奨学金 慣用句 東京ドーム

奨学金:学生支援機構への返済延滞2252億円にも(毎日)
 財務省は24日、独立行政法人日本学生支援機構」(旧日本育英会)が大学生らに貸与している奨学金の回収の取り組みが不十分だとして、同機構と所管の文部科学省に対して改善を求めた。財務省の調査によると、延滞額は07年度末で20万件、2252億円に上り、うち同機構のずさんな管理が原因で資金回収が困難になっているケースが少なくとも797件、10億2100万円に上ることが判明した。
 同機構が貸与している奨学金残高は07年度末、卒業生分で約3兆2000億円。うち、返済が3カ月以上滞っている延滞額は7.0%に達する。延滞額は、99年度以降膨らみ続け、06年度末には2000億円の大台を突破し、10年前に比べると倍増した。
 財務省はこの中でも、奨学生の住所が不明だったり、卒業時に借用書代わりに提出が義務付けられている「返還誓約書」の提出を受けていないケースなどを問題視した。国は同機構の奨学金事業に対して、貸し倒れの穴埋めや新たな貸し付けに回す資金補充のため、一般会計から毎年度1000億円近い国費を投入している。同機構は、非正規雇用の拡大による卒業後の低所得化などを理由にあげているが、財務省は「放置すれば、焦げ付きが広がり、国民負担が拡大しかねない」と懸念している。同機構は「問題点について早急に改善を図り、貸し倒れが生じないように努めたい」としている。
■7割の人が「憮然=腹立て」と誤用、文化庁の国語世論調査(読売)
 日本語の慣用句や言葉の使い方について、文化庁世論調査した結果、70%以上の人が「 檄 ( げき ) を飛ばす」や「 憮然 ( ぶぜん ) 」の本来の意味を取り違えていたことがわかった。
 議論などで結果が出る「煮詰まる」についても、40%近くが「議論が行き詰まり結論が出せない状態になること」と逆の意味に思い込んでいた。調査は今年3月、全国の16歳以上の男女3445人を対象に行われた。
 「檄を飛ばす」は「自分の主張や考えを広く人々に知らせて同意を求める」というのが本来の意味。選択肢の中から正答を選んだのは19%にとどまり、73%が「元気のない者に刺激を与えて活気づけること」と回答した。「憮然」についても「腹を立てている様子」と誤った答えを選んだ人が71%に上り、「失望してぼんやりしている様子」と理解している人は17%だけだった。また「卑劣な方法で失敗させられる」という意味の慣用句は「足をすくわれる」が正しい答えだが、74%の人が「足下をすくわれる」と回答、「足元を見る」という表現と混同していた。
 「話などの要点」を意味する「さわり」も正しく回答したのは35%で、55%は「話などの最初の部分」と勘違いしていた。特に「煮詰まる」は世代間で使い方に大きな開きがあり、「結論の出る状態」とする回答は50歳以上は70%を超えたのに対し、16〜19歳は16%だった。
■東京ドーム/ジャイアンツ対スワローズ(JN)
 谷がタイムリー、巨人がヤクルトにサヨナラ勝ち。巨人は三回、無死二、三塁の好機を作ったが、後続が凡退して無得点。ヤクルトは四回、飯原の4号ソロでリードを広げた。
 巨人は八回、阿部の中越え11号ソロで1点差とし、九回一死満塁から押し出し死球で追いついた後、代打・谷の中前適時打でサヨナラ勝ち。今季最多の貯金7とした。(読売)