ざんねんな防衛省 240713

 防衛省の不祥事続きに『天風録(240712中國新聞)』は思う▲リスは秋、木の実を頬張ってはせっせと隠す。貯食というそうだ。でも埋めた場所を忘れるらしい(「ざんねんないきもの事典」)▲貯食というリスの習性を連想したのは、防衛費の使い残しが約1300億円と聞いたから▲増額されてきた防衛予算。使い残しても政府は「精査して計上した」と問題視してはいない。それどころか、5年間で約43兆円を投じる考えだ▲誰が納得するだろう。しかも今、防衛省は不祥事続き。特定秘密漏えい、潜水手当の不正、パワハラ…▲どれだけ頬張り、ためるつもりか。「事典」によるとリスは頬の袋で食べ物が腐り、病気になることもある。ため込んで組織が腐る―。防衛省がそんな残念なことでは困る。
 (私は)思う。この防衛省の腐敗はいつから始まっているのか。お粗末である。これで国民を守るというか。国民の血税はどうなるの。多くのの隊員はまじめに訓練に励んでいるであろうのに、この腐った輩はどこから発生したのか。根本的問題は何であろうか。218名の処分で終わらすのか。