9月1日がくる 230828

 かれこれ50年近くたって夢魔に襲われるとは、『天風録(230827中國新聞)』は「学校の夢を見た」と言う家人の夢に思う▲学校の圧力は、なかなか抜けてくれない▲登校を渋る子にどう接すればいいか。判断材料をくれる「学校休んだほうがいいよチェックリスト」が先日、全国不登校新聞社や医師の善意でウェブ上に公開された。20の質問が並ぶ▲学校の圧力とは何だろう。今なお残る「学校に行くのは当たり前だ」という思い込み▲5年前の今ごろ、俳優の樹木希林さんは末期がんで話せない中、筆談でこう書いた。〈もうすぐ9月1日がくる。子どもたちはどうなる?〉。夏休み明けの不登校支援に心を砕き続けていた。
 (自分も)そのような夢を経験している。子供のころの夢は覚えていないが、大人になってから、出演者が様々、焦る夢を見る。忘れ物だろうか。遅刻だろうか。頑張っても行きつかない。あの壁の中の閉鎖社会になぜ行きたがるのか▲今、この壁の中はどうなっているのか。子供たちは、この壁の中をどう思っているのか。行きたくなければ行かなくていい。宿題をやっていなくても、行きたければ行けばいい。