#本のヌード展

『#本のヌード展』<2021年11月21日(日)>
 本の表紙について『天声人語(211120)』は思う。読書家には二つの流派がある。一つは、本を包むジャケットを外して中にある表紙のデザインを確かめる派。もう一つは表紙に見向きもしない派▼大阪市で出版社を営む末沢寧史さんは「確かめる派」で、「ジャケットはお化粧、中の表紙は素顔。その違いを楽しみたいからです」と▼3年前から「本のヌード展」をひらいてきた。いま富山市立図書館に、全国の本好きが厳選した90点が並んでいる。夏目漱石谷崎潤一郎、丸山才一ら▼<すべての本はつかの間の本と生涯の本の2種類に分けられる>(ジョン・ラスキン)。これにならえば、本は表紙まで味わうべき本と、それほどでもない本に二分できようか▼会場で感じたのは、装丁家や編集者が書籍に注いだ伊吹そのもの。これまで表紙を見ることなく手放した本の多さにいまさらながら悔やんだ。
 (私は)ジャケットを脱がす派であった。本を読むのに、また収納に、ジャケットが邪魔であるため、それを購入して直ぐに棄てていた。多くは簡素なものであった。最近は読むまではそのままにしてあるので、試しにはずしてみたら、なるほど、ちょっと手を加えているものもあった。この本は今後どうなるだろうか。
#読書家
#ジャケット
#確かめる派
#富山市立図書館
#装丁家

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