『#様々なる意匠』

『#様々なる意匠』<2023年3月7日(火)>
 首相のあいまいな答弁に『余録(230304)』は思う▲小林秀雄は1929年、「様々なる意匠」で文壇にデビュー。プロレタリア文学派と新興芸術派の対立の当時、流派対立を退けた作品は、文芸評論に新たな地平を開いたと位置づけられる▲国会という別の場で「様々」という言葉が注目を。辻元清美参院議員が、岸田文雄首相に『さまざまな議論』とおっしゃる時は大体ごまかす、封印してほしい」と▲首相はそれからあまり使わなかったが、子ども予算倍増がテーマで、「さまざまな議論が、あっ議論が」「さまざま、あっ、失礼」を連発▲少子化対策の難しさに気づき、あいまいな答弁を決め込んだか。「様々なる意匠」は書き出しに「世に一つとして簡単に片付く問題はない」と記している。
 (私たちは)「さまざま」「いろいろ」「みんなが」。これを使う時は怪しい▲政治も怪しいが、政治は「さまざま」に「みんなが」「いろいろ」言っていたも、最後は決めねばならない。その決めた一つがベストでないとしても、決めた事の説明ができ、それを国民が分かるようにせねばならないね。
#首相,#さまざま,#意匠,#子ども予算,#議論