『#冷えを防ぎたい』<2023年2月1日(水)>
室内での凍死が増えていることに『日報抄(23020新潟日報)』は思う▼きょうから2月。今冬がことさら厳しく感じる▼室内で凍死する人が増えていることは、あまり知られていない。救急搬送された人のうち７割が屋内での発症だったという調査結果もある▼夏場は熱中症に注意せねばというのは常識のようになった。しかし2000～21年の凍死者は約2万2千人で、約1万6千人だった熱中症死の1.4倍にもなった▼とりわけ高齢者は温度への感覚が鈍くなり、寒さを感じにくくなるという▼室内での凍死が増えている背景には、高齢者の独居など孤独が深まっていることもあるという。熱中症と同様だ。周囲の見守りなど、人の温かさが大切になる。社会のぬくもりの水準を少しでも上げて、冷えを防ぎたい。
（私は）思うに、世話を焼いたり焼かれたり、面倒な人間関係であるが、ありがたい。何というか、それが人間の関係なのであろうか▼年齢を経るほどそれは大切だ。段々と、自分一人ではできないことが生じてくる▼接しすぎて摩擦を起こさない程度の温かさ、なかなか難しいが、とにかく冷たくならないようにせねばならない。
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