『#底冷えの毎日にご用心を』<023年1月26日(木)>
10年に1度という最強寒波に『春秋(230126)』は思う▼昔の災害もなかなかすさまじかった。1951年2月14日から15日にかけ、大雪が日本各地を襲った▼東京証券取引所が臨時で休業。災害のせいで休むのは関東大震災以来。船の遭難も相次いだ。レースが中止になり、騒ぎになった競輪場もある。都内の遊園地からはヒグマが逃げ出して、雪のなかで警官隊に射殺された▼日本列島が震えている。きのうは200を超える空の便が出発を見合わせた。雪で立ち往生した車もたくさんある▼暖を取る手立てが火おけぐらいしかなかった時代、清少納言は「冬は、いみじう寒き」としたためた。平安の随筆の達人と違い、凍える冷気を歓迎する境地にはまだたどりつけそうにない。なお続く底冷えの毎日にご用心を。
(私は)この寒さに着膨れ。昼の散歩では1枚多く着た▼そんな寒さでも、下校する小学生は元気に走り回っている。想えば、小学生の頃は半ズボンで上着なしで走り回っていたか▼散歩途中で出会った水道の蛇口も着膨れであった。皆さま、体力を落とさぬよう寒さ対策をしてください。
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