『#米の飯が食えない』

『#米の飯が食えない』<2022年12月9日(金)>
 本日、命日の夏目漱石の病であった糖尿病を『あぶくま抄(221209福島民報)』は思う▼晩年、食事療法にいそしんだ▼糖質を含まないタンパクと脂肪だけの食事を続け、様子を見て少しずつ戻す。絶筆「明暗」の登場人物は治療で豆腐ばかりの食事。〈情けない事になっちまったよ。日本に生まれて米の飯が食えないんだから〉。自身の体験を投影したのか、実感がにじむ▼食べ過ぎ、運動不足が一因だが、体質や遺伝が関係する例もある▼漱石はまじめに向き合い、克服した。大の甘党だったから、随分とつらい思いもしただろう。現代も肝心なのは食事療法。恐れながら、文豪の「吾輩は…」の冒頭を借りればこうなるか。「新しい名前はまだない。たとえ変わっても治療の基本は怠るなかれ」
 (私は)今のところは糖尿病の気はないが、いつでもなれる自由がある。そんな自由は欲しくないが、ついつい食べ過ぎる。甘いもの大好き。運動は不足ではなく、していない。食べる自由を失わないよう、できるだけ基本を守っている。基本、先ずは野菜サラダから、それもたっぷりと。
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#夏目漱石,#糖尿病,#糖質,#食べ過ぎ,#運動不足