『#今こそ博愛の精神を』

『#今こそ博愛の精神を』<2022年12月10日(土)>
 今月7日に命日であった佐野常民に『有明抄(221210佐賀新聞)』は思う◆佐野常民は「日本赤十字社の生みの親」◆「博愛の行方~佐野常民を貫くもの~」と題した企画展(佐野常民三重津海軍所跡の歴史館)を見た。佐野はパリ万博で渡欧した際、アンリ・デュナンが提唱した赤十字の存在を知る。西南戦争の際、「博愛社」の設立に奔走した◆「敵味方の区別なく」という考えは明治新政府に受け入れられなかった。佐野は諦めず、有栖川宮熾仁親王博愛社の設立を直訴。裁可された◆佐野の情熱は今も息づく。活動は戦争時だけでなく、災害救護にも広がり、血液事業は今年で70年◆ロシアの侵攻で傷ついたウクライナ市民がいる。私たちにできることは何か。博愛の精神が求められている。
 (私たちに)できることは何か◆まさに精神が大事だ。自己の物質欲、この欲望の海から這いだし、互いを大事にする精神。金銭価値から脱することは困難であるが、先ずは個人欲の壁を崩し、広く社会を見渡したい◆ウラジミールさんには無理だろうか。
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