『#サケビバ!』

『#サケビバ!』<2022年8月22日(月)>筆洗
 国税庁のキャンペーン「サケビバ!」に、海外報道は早い段階で問題提起。これについて『筆洗(220822)』は思う▼セミや秋の虫の声に季節を感じるのは日本人ぐらいと。西洋のお人にはあの季節の音が雑音ぐらいにしか聞こえない▼文化や習慣の違いによって、同じ音でも不快に感じ、あるいは聞こえにくい▼「サケビバ!」、酒の需要を増やすアイデアを募るコンテスト。海外の報道は「日本、若者に酒を飲めとキャンペーン」と米紙の見出し。健康被害やアルコール依存など酒の問題が世界的に指摘される中、日本では国が若者に酒を積極的に勧めていると▼「百薬の長」「憂いを払う玉箒」だが、良いことばかりではない酒。国が飲め、飲めでは確かに気味が悪い▼「ビバ!(万歳)」。その文句がどうも酒税増収を狙った怪しげな虫の声に聞こえてしまう。
 (私は)酒が強くないくせに飲みすぎる。酒では失敗ばかりの記憶しかない▼「無礼講じゃ~。万歳~」と。どれだけ迷惑をかけことか。その後、迷惑のおかげで、絆が深まったか?▼翌朝の苦しさよ。虫に息とは言わないが這いつくばっての出勤▼今や老化とコロナ禍で、ここ数年は大騒ぎをしていない。秋近し、これからも静かに、虫の音に耳を傾け、軽く飲もう。皆さん、飲み過ぎないように。
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