#めぐる盃

『#めぐる盃』<2021年4月25日(日)>
 作家の向田邦子さんが『眠る盃』というエッセーを『筆洗(210425)』は紹介する。「荒城の月」の「めぐる盃」を「眠る盃」と間違って覚えていたそうだ。お父さんが酔いつぶれて眠る様子に「眠る盃」が結びついたか。大型連休は「めぐる盃」ではなく「眠る盃」の方か。一年間の禁酒を宣言した男ががまんできず、禁酒期間を二年に延長する代わりに夜は飲んでもいいことにし、最終的には三年に延ばして昼も夜も飲むことにした?。そんな小咄があったが、今回の宣言はこれとは逆。期間をひとまず十七日間と短くする代わりにこれまで以上に「がまん」の内容を厳しくしている経済との両立を図らねばならないコロナ対策である。辛抱し、効果を願うか。「めぐる盃」が「めげる酒好き」とも聞こえてしまうが。
 (JN) 日本政府は、荒城であろうか。コロナ攻城は儘ならず。弱きものに厚情なく。これからの我々の生活は向上するのか。未来に約束はできない。酒好きは自宅で飲む酒を飲み、酔いは早く回り、眠る盃である。
#眠る盃
#禁酒
#十七日間
#めげる酒好き

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