『#職人技に酔う』<2022年7月27日（水）>
夏の夜、冷えたビールを口にする瞬間は格別、『あぶくま抄(220727福島民報)』はクラフトビールを思う。近年は小規模な醸造所が造る「クラフトビール」が話題を集める▼国内の歴史は約三十年前の「地ビール」誕生に溯る。製造免許取得に必要な最低製造量が、規制緩和で年間二千キロリットルから六十キロリットルに引き下げられ、地ビールブームが起きた。醸造所の職人のこだわりは「クラフト（工芸品）」と呼ぶにふさわしい▼個性豊かなクラフトビールは飲み比べも醍醐味の一つ。この夏、県内各地の醸造所の味を堪能してはいかがか。造り手の至高の技や風土の香りの詰まった芳醇な飲み口は、あなたを至福の酔いへいざなう。少々値は張るが、その一杯が職人や地域への応援にもなる。
（私の）愚痴は続く。旅に出て、温泉に入って、風呂上がりのビールを飲みたい▼そこに、地元のビール。「美味い」。値は張るが、飲みすぎなくて良い▼ボーとして、また温泉へ。静かにゆっくりと寝る▼夏は旅とビール。でも、残念ながら、きょうも自宅で、ノンアルコールビールをいただきます。
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