『クラフトビールは当の若者層に人気』

クラフトビールは当の若者層に人気』<2018年6月10日(日)>
 「『銭形平次』の作者である野村胡堂は明治中ごろの学生時代に初めて飲んだビールについて回想している。『あの苦々しい奇怪な酒をどうしたら好きになるだろう』。『余録』(180609)は低迷するビールを考える。「昔の地ビールも今はクラフトビールと呼ばれ、若者のビール離れに悩む大手業者も独自のクラフトビール販売に力を入れ始めた。何しろ出荷量が13年連続マイナスというありさまのビール系飲料である。ところがその中でクラフトビールは当の若者層に人気で、前年比2割増の市場拡大が見込まれているという。・・・お仕着せの味への順応でなく、ビールを選ぶ『好み』の洗練こそが大人の証しだと言われてはおじさんの負けである」。
 (JN) なぜに、「とりあえずビール」であるのか。日本酒のように美味しいものではないのに、なぜに、まずはビールから飲み始めてしまうのか。これは理由などいらないのかもしれない。飲みたいから飲む。それがビールである。味わうなどというものではなく、飲みたいのである。それは、どんな種類のビールでもよいというのはないし、またこれでなければならないというものでもない。一気に喉そして胃袋へ流し込む。「ゴクリ、ゴクリ」。「うまい!」、これである。ビールである。このルーチンを終えれば安心だ。否、「もう一杯」。