『#書店は本を買うだけの場所じゃなく』

『#書店は本を買うだけの場所じゃなく』<2022年7月4日(月)>
 街の書店に『余録(220704)』は思う。「本のない部屋は魂のない体のようなものだ」(キケロ)。ならば本屋のない街は。全国自治体の4分の1は「書店がゼロ」▲苦境の書店に足を運んでもらおうと始まった活動が静かな人気を呼んでいる「御書印プロジェクト」。参加店オリジナルのはんこを専用の御書印帖に押してもらう▲一昨年春、46店で始まった。昨年には参加店が全都道府県に広がり364店、配った御書印帖は1万7000冊超▲発起人、小川宗也さん(51)の本業は出版社の営業。あちこちの書店を訪ねて店主の人柄に触れ、うんちくに耳を傾けてきた。地方に行けば、その地ならではの一冊に出会える▲「書店は本を買うだけの場所じゃなく、出会いと気付きの場です」▲店内を散策し、手にしたことのない本をめくってみる。はんこの図柄と、添えられた宮沢賢治の詩をめぐって店主と話が弾んだ。「出会いと気付き」とはこういうことなのだろう。
 (私は)街の書店、それぞれの個性が薄れてもいると思う。街の書店と言っても、チェーン店が多く、どこまで店長や店員さんの思いが棚にあるのか。頑張っているのだろうが、そんな印象もある▲そんな中で、近所の本屋さんは、本以外の品々が並んでいる。地元とのコラボがあったり、面白い▲応援したいが、財布の中身が少なく、時々の購入で申し訳ない。
#街
#書店
#本
#御書印帖
#出会い