『#なぜ雨の日を「天気が悪い」』

『#なぜ雨の日を「天気が悪い」』<2022年6月20日(月)』
 雨の日を何と思うと『春秋(220620)』は語る。「子ども科学電話相談」で「なぜ雨の日を『天気が悪い』と言うのですか?」▼尋ねた小学5年の児童は不思議に思った。気象予報士の誠実な答え、世の中には雨が好きな人もきらいな人もいる。けれどどちらかといえば都合の悪い人の方が多い。だから雨の日を「天気が悪い」と言うようになったのではないか▼でもどしゃぶりに遭遇しても悪態をつかず「ああ! 結構なおしめりだ!」と言えば、悪天候でなくなると仏哲学者アランは「幸福論」▼ジーン・ケリーの映画「雨に唄えば」はどうだろう。恋に落ちた男が水たまりに飛び込み、雨樋から落ちる水を浴び、ずぶ濡れになって歌い踊るシーンは、いつ見ても心躍る。あるいは北原白秋作詞の「あめふり」か。ピッチピッチ チャップチャップ……。童心に帰るのもいい。
 (私は)思うのです。良いか悪いか、人それぞれに違う。その人も、時により、環境により気分が変わる▼例えば、楽しみにしていたテーマパークへ行く日、雨が降ってがっかり。傘差して出かける。いや、雨天の今日、良い日であった。入場者数が少なく、並ぶ時間短く、楽しい一日になったりすることもある▼「雨だ」「悪い天気」などと決めてかからず、前向きに進んで行こう。
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