『煎餅屋ばかり照降りなしに売れ』

『煎餅屋ばかり照降りなしに売れ』<2019年7月18日(木)>
 梅雨寒の続く東京、『筆洗』(190718)はある川柳を紹介する。「<煎餅屋ばかり照降りなしに売れ>。・・・照降町・・・その名の由来・・・下駄と傘、雪駄を売る店が集まっていたそうで雪駄屋は空を見上げて『照れ照れ』、下駄と傘の店は『降れ降れ』と互いに店の品の売れ行きを考え、言い合っていたので『照降町』。煎餅屋だけは天気に関係なく売れているというのが冒頭の川柳のユーモアである。この夏ばかりは『照降りなし』の煎餅屋も雪駄屋さんに肩入れし『照れ照れ』と叫んでいるか。・・・<時により過れば民のなげきなり八大竜王雨やめたまへ>源実朝。・・・猛暑、炎暑もごめんなのだが、龍神様にはひとまず、『雨やめたまへ』である」。
 (JN) 自然は地球の気候について、どのようなつり合いを持続しているのであろうか。そのスパンはどの程度なのであろうか。なかなか丁度良い気候の繰り返しというものが無い。そんな気候変動の中で、現人類は生き抜いてきたし、対応できずに滅んで行った種もある。もしかすると、今度は我々が滅びる番かもしれない。二酸化炭素の排出が大きいことが、この気候に影響しているのか。それとも、自然の気まぐれか。何れにしても、天に向かって吠えても効果ない。煎餅を黙々と作ることが大事なのか。
#梅雨寒
#照降町
#煎餅

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