『#命を省みず戦地へ』

『#命を省みず戦地へ』<2022年5月12日(木)>
 きょうの「看護の日」に『雷鳴抄(220512下野新聞)』は思う。ブロンズの「救護看護師像」が今春、真岡市の芳賀赤十字病院に設置された▼傷病兵の救護を目的に日本赤十字社は1890年、看護師の養成を始めた。第2次世界大戦では960班が各地に派遣され1143人が殉職、4689人が負傷▼戦後は災害現場などでも救護活動に従事。殉職した看護師を慰霊し、博愛・奉仕の精神を後進に伝えようと、1977年に日赤本社に像が立てられ全国の系列病院などに広がった▼栃木本県では大田原市那須赤十字病院でも正面玄関脇で患者や家族を迎えている▼新型コロナ感染は一向に収まる気配がない。治療の最前線で医師らと奮闘を続け、人命を守り地域医療に尽くす。かつて命を省みず戦地へ臨んだ救護看護師の姿とも重なる▼医療現場を再び「戦場」に戻してはならない。コロナ禍が教えてくれた看護職の重要性を再認識するとともに、自身の感染防止対策の徹底を肝に銘じたい。
 (私は)看護師の方々にはどれだけ世話になってきたろうか。生まれた瞬間から始まり、死ぬまで続くのであろう。自分自身の経験だけでなく、子どもの誕生から親の最後まで、その姿にただ感謝するばかりである。看護さん、本当にありがとう。
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