『ジグザグの経路で前に進んでいくもの』

『ジグザグの経路で前に進んでいくもの』<2020年12月28日(月)>
 2010年12月、チュニジアの青年が焼身自殺に始まったアラブの春を、『天声人語(201228)』は思う。フランス革命は、革命の指導者ロベスピエールの恐怖政治、そして10年後にナポレオンの独裁が始まった。「10年後の今、伝わってくるのは悲惨な話ばかりだ。・・・しかし歴史は後退しているように見えて、ジグザグの経路で前に進んでいくものだ。フランス革命がそうだったように。『何年後かはわからないが、第2、第3のアラブの春は必ず起きるはずだ』。エジプトのジャーナリストの言葉が先日の紙面にあった。人々の胸にあるのは決して絶望だけではない」。
 (JN) 民主主義の春はいつやって来るのか。また持続するのだろうか。私たちは移り気だ。春はやって来るが、直ぐに行ってしまう。それを繰り返しながら、前進するのでろうか。我が家では、花瓶の梅の枝のつぼみが開いてきた。春だ。でも、我慢の冬そして春となるのか。私たちの行動が問われる。
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