東電会長陳謝

  • (日経/春秋)1945年6月、ベートーベンの第9が日比谷公会堂で響いた。テノールの木下保は「日本はまだ大丈夫だ」と戦地へ手紙を送っている。戦時中は音楽会も芝居も町内のお祭りもすべて消えた。しかし、杉村春子の「女の一生」初演は東京大空襲の翌月。終戦直前の夏も焦土の上で恒例のほうずき市が立った。こんどの大震災も同様の状況。「日常」が人々を勇気づける。そろそろ桜、どんちゃん騒ぎは別として花に酔ういつもの春があっていい。池波正太郎が母からの戦地への手紙に、故郷のほうずき市が焼け跡で開かれたとあり、生きる望みを得たと。
  • (日経/社説)◆原発事故の鎮静化に国の総力をあげよ。◆世界の支援を最大限生かそう。
  • (日経)福島第1原発、1〜4号機廃炉へ。東電会長が陳謝「影響は長期化」。
  • (日経)「頑張れ日本」130カ国超。毛布17万枚、水400トン到着。
  • (日経)被災地がれき16年分。5県2670万トン。