『#カレーの日』<2022年1月22日(土)>
1月22日の「カレーの日」に『南風録(0220121南日本新聞)』は思う。夏のイメージもあるカレーであるが、 全国学校栄養士協議会がちょうど４０年前、この日の給食を一斉にカレーライスにしようと呼び掛けた。米飯給食が普及しつつある頃で、子どもたちの大好きなメニューで給食の意義をアピールする狙いだったが、日教組などがかみついた。統一献立は教育の国家統制、味の画一化だ－。東京で反対集会も開かれた。結局、不参加の小中学校が相次いだ。しかし、人気が定着した給食のカレーは画一化するどころか、地元産の野菜や肉も使って多彩になっている。「あの匂いには、食い意地を凶暴化させる何かがある」。漫画・ドラマ「孤独のグルメ」の原作者、久住昌之さんのカレー評。冬カレーのアレンジレシピは幅広い。どれも内側から体を温めてくれそうだ。
（私の）小学校時代は1960年代、ご飯はまだ給食に出てこなかった。食パン、脱脂粉乳そしてカレーであったか。4時間目になると給食室から香りが流れてきて、「今日はカレーだ」と嬉しくなる。それから半世紀以上、いまでもあの香りは、加齢の胃袋に食欲を呼ぶ。
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