#他人の目

『#他人の目』<2022年1月23日(日)>
 文化人類学者の上田紀行氏は『あすへの話題』にて、講演会でのことを語る。「他人の目なんか気にせず、自分のやりたいことをのびのびやろう!」と呼びかけていると。若者は傍若無人ではなくなり、電車の中とかでキレて怒鳴っているのは決まって老人。講演後、ひとりの若者が近づき、スマホを取り出す。<これで、学校から帰った後も同級生とうわさ話してると。自分も何か言われてはいないか怖くなり、空気を読んで生きてきた気がします。24時間友達とつながりあっていることは、実はキツい。切ってしまえば仲間外れ。>「でも講演者に声をかけるというのは思いきっているよ。一歩踏み出していると思わない? もう今日から世界が変わっていくよ。」そう言うと、彼はちょっとシャイに微笑んだ。(日経/220119/夕刊)
 (私たちの)コミュニティーは様々ある。それを選んで入っていければいいのだが、自由ではない。特に若いころはこの世界しかないように思われ、そこだけで懸命に良い仲間であり続けようとする。しかしこれが二六時中ではた堪らない。これは今や若者以外もだ。そう、つい他人のことを気にせず、メッセージを深夜に飛ばしてしまうのである。気を付けたい。老人、反省します。
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