#アメリカの傘の下

『#アメリカの傘の下』<2021年12月28日(火)>
 核廃絶を目指す来年3月の第1回締約国会議について『滴一滴(211226山陽新聞)』は思う。〈アメリカの傘の下 夢も見ました 民を見捨てた戦争(いくさ)の果てに〉(サザンオールスターズ「平和の琉歌」)▼「核の傘」の下では、日本は手も足も出ないのだろうか。今年発効した核兵器禁止条約への対応を見ていると、つくづく感じてしまう▼反対する米国から外交ルートを通じてくぎを刺されたらしい▼条約の前文には「ヒバクシャの受け入れ難い苦しみに留意する」と記されている。坪井直さんらが国際社会で訴え続けてきた成果でもある▼締約国会議には核の傘を軸とする北大西洋条約機構NATO)の加盟国がオブザーバーで参加するという。唯一の戦争被爆国、核保有国と非保有国の「橋渡し役」を日本は自任してきた。その役割をいつ果たすというのか。
 (私たちの)この米軍傘は大丈夫なのだろうか。我が国は米国の緩衝地域であり、見捨てられる場所ではないのか。米国西部前線としていつまで存在し続けるのか。それとも今後、核兵器を持つ国としての将来を考えているのか。小さな自分の「核の傘」を持ちたいのか。「核の傘」を無くそうという考えはないのか。
#核廃絶
#戦争
#兵器禁止条約
#オブザーバー
#橋渡し役
*画像は「和田誠展」より。

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