#音楽のある日常を

『#音楽のある日常を』<2021年12月18日(土)>
 交響曲第9番が流れる季節に『編集日記(211217福島民友)』は思う。ドイツの詩人シラーによる人類愛と平和をたたえた詩が高らかに歌われる▼ベートーベンに、指揮者の小林研一郎さんは「200年後の私たちにまでも勇気や希望や愛を与え、人はこう生きるのだと激励してくれる」と(「小林研一郎とオーケストラへ行こう」旬報社)▼そのことを実感させてくれるコンサートが今月、郡山市で開かれた。ステージに立ったのは同市初のプロによるフルオーケストラ「郡山交響楽団」▼楽団は本県や東北ゆかりの音楽家たちによって9月に結成された。若い楽団の第一歩が、偉大な音楽家の歩みと重なったように感じた▼コロナ禍でも音楽のある日常を取り戻そうと集った団員らの演奏は、聴衆の心を震わせた。楽団はこれから、どんな素敵なプレゼントを届けてくれるだろう。
 (私たちは)随分と仲間との距離をつくってしまった。口角泡を飛ばしたり、それを受けたりすることを忘れてしまった。まあ、そこまではしなくとも、腕を組んで歌いたい。第九を皆で密になって合唱したい。とりあえず、ブラボーやアンコールを叫びたい。
#交響曲第9番
#シラー
#ベートーベン
#小林研一郎
#郡山交響楽団

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