『人類の知に貢献する博士課程』

『人類の知に貢献する博士課程』<2020年10月6日(火)>
 ノーベル賞受賞者の発表が昨日から始まった。『春秋』は日本の博士事情を思う。「博士号取得したけれど職白紙」、自虐的な川柳があるように、科学立国を目指しながら、1990年代後半より事情は厳しい。「10年後、20年後に日本から受賞者は出ない」との声。「『人類の知に貢献する博士課程』。こんな一句で自らを鼓舞する若者を後押しするため、何ができるか。数式や元素記号とは縁遠くなってしまったが、科学の成果からいっときも離れられない我々も、知恵を求められよう」。
 (JN) 教育研究の投資は直ぐに成果が出ない。中・長期の視野と懐が必要だ。そして、成果がストライクで出てこない。しかも、研究者たちは稼がずに正当なことばかり言い、政府への忖度がない。さあ、政府はまた大学や研究機関への補助を減らそうかと思っているだろうか。科学立国の日本の未来はどうなろうか。わたしたち国民の自覚が問題だろうか。
#博士
#白紙
#人類の知
#科学の成果
(画像は、2019年12月18日および2020年9月28日の日経新聞より)

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