『イグ・ノーベル「医学教育賞」』<2020年10月7日(水)>
ノーベル賞の授賞者発表が続いている中『余録(201007)』は今年の「イグ・ノーベル賞」の受賞者を思う。「『医学教育賞』で、受賞者はトランプ米大統領、ブラジルのボルソナロ大統領ら９人･･･授賞理由はコロナ禍において『各国首脳が科学者や医師よりも生死に直接的効果があることを世界に教えたこと』。その筆頭格、トランプ氏･･･『コロナを恐れるな』。･･･周囲の感染リスクなど眼中にないトランプ氏は『コロナについて多くを学んだ。みんなに伝えていく』と、独自の『医学教育』を今後も展開するつもりらしい。･･･これが本物のノーベル医学生理学賞受賞者を次々に輩出する国の政権中枢･･･その目もくらむような落差から生まれた世界最悪の感染状況の犠牲者が気の毒でならない」。
（ＪＮ） 笑ってしまうが笑ってはならない「医学教育賞」である。自分の権力のために多くの者を壁で犠牲にすることは許されない。「ignole」行為である。指導者にそのようなことがあってはならない。そのために、人々は何を信じ、何をすべきか、互いに考えよう。
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