『自分だけの時間をつくる読書』

『自分だけの時間をつくる読書』<2020年5月15日(金)>
 家族と過ごす時間が長くなっている生活に、『直球&曲球(中江有里200514)』は自分だけの時間を勧める。「当たり前が当たり前でなくなった時代に、これまで見えなかった問題があらわになっているが、隠れたままになっていることもある。・・・ドメスティックバイオレンスで苦しんでいる人の声は外に出にくい。そばに加害者がいては、誰かに相談するのも難しく、愚痴を言う場も失われている。被害者の多くは経済的弱者の妻や子供だ。非常時は誰もがストレスをためている。一方がストレスを相手にぶつければ、もう一方は逃げ場がない。ステイホームにはこうした弊害がある。たとえ問題がない家庭であっても、家族が1日中顔を合わせていれば、ぶつかることもあるだろう。息抜きに家を出るのは難しい今、個人の時間を持つことは大切である。たとえば本はその道具になる。読書は誰かといても、1人でなければできない。自分だけの時間をつくるのに、便利に使ってほしい」。
 (JN) 通常の生活を行ってきた者には、そこにしかいられないということは、これまでにない経験である。それを紛らわすために各々が努力をしている。しかし、思うようにはならないのである。行き場所のない心がドメスティックバイオレンスに向かうのか。あるいは酒に溺れることもあろう。精神に係わるることはその者だけでの解決は難しかろうが、何とか違うことに心を向けて欲しい。中江氏の言うように、読書は孤独な空間で、どこかにいる者との対話ができ、自分を様々な世界に運んでくれる。なお、私は今、部屋の片付けに溺れている。「あっ、また同じものが出てきた」。日々、産出されるごみに妻の怒りが飛んでくる。宝物の発見を期待し、作業は持続しているが、先ずは、掘り出した本を読もう。
#読書をしよう
#自分だけの時間づくり

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