『#読書週間』

『#読書週間』<2022年10月27日(木)>
 病気に本を処方するビブリオセラピーという治療法があると『あぶくま抄(221027福島民報)』▼読書で問題が解決したり、心身に良い影響をもたらしたりする▼英国では、パニック障害過食症などの精神疾患患者を対象にした医療サービスとして国が認めている。医師が症状に合わせて指定図書の中から本を選ぶ。患者は図書館に足を運んで借りる▼日本読書療法学会長の寺田真理子さんは、本のおかげでうつ病から立ち直ったと著書に記す。小説やエッセー、詩集を読み、優しい励ましの言葉に「自分ばかり損をしている」との考えから抜け出せたという▼物語の登場人物に自身を重ねて前を向く。読書週間がきょう27日に始まる。最寄りの図書館に出かける良い機会だ。今の自分を癒やす処方箋が数限りなく並んでいる。
 (私は)下手な読み手であるが、本は真に心の助けになる。難しい本に苦しみもがく、そしてわからない。でも、徐々に、ほんの少しずつわかりはじめ、心が開けてくる▼また、寝る前の小説の世界は自分を別世界に導いてくれる。時としてその世界にのめり込み、寝不足となることもあるが、楽しい時間だ。今日はカントに挑戦しようか。
#ビブリオセラピー,#心身,#読書治療法,#物語,#図書館