『旅好きが旅を我慢する』

『旅好きが旅を我慢する』<2020年5月1日(金)>
 小泉八雲が日本人の旅好きについて、海外へ<日本人は文明人の中で最も盛んに旅行する国民である…何も彼等を妨げるものは無い>と書いたと、『筆洗(200501)』は紹介する。そして、「そんな国民性をウイルス禍が妨げる大型連休である。・・・帰省を見合わせた多くの人の無念が重なる。『オンライン帰省』なるものを政府は勧めているそうだ。・・・物足りないように思えるが、やはり我慢なのだろう。・・・家にずっといるけれど、体に変わりはないか。さっそく電話してみようか。いつも以上に思いがこもった電話になるのかもしれない。今度の夏には、次の正月こそ…そんな会話が聞こえるようでもある。旅する自由。取り戻したいことの一つだ」。
 (JN) 今と異なる空間へ行きたい。なぜ、そう思うのか。まず、それなりに目的があろう。何々だから、どこそこへ行こうと考え、可能なことを計画する。または行き当たりばったり。目、耳、鼻および肌等で新たなものを感じたいのであろうか。あるいは、懐かしい仲間に会う。それができるのが、お盆なのか、正月なのか、来年の5月の連休になるのか。今は、心の中で旅行をして、その時期が早くなるように、行動自粛である。「困難に会い、どうしてよいか全くわからないときは、いつでも机に向かって何かを書きつけるのがよい」と八雲。
#旅好き日本人
#思いのこもった電話

f:id:morningstar:20140111154332j:plain