『見えない悪疫、文明ネットワークで広がる』

『見えない悪疫、文明ネットワークで広がる』<2020年3月13日(金)>
 コレラはもともとベンガル地帯の風土病。それが近代の通商と交通網の発達で世界規模の大流行をもたらし、「パンデミック」となったと『余録(200313)』は語る。「局地的流行は『エンデミック』・・・コレラヒンズー教の巡礼に運ばれてインドの各地で流行・・・『エピデミック』・・・そして・・・『パンデミック』・・・19世紀にはコレラが地球を一周するのに20年かかった。これに対し昨年末からの2カ月半で世界の110を超える国・地域の約12万人に感染を広げた・・・昔なら武漢の風土病・・・それが世界中の人々の暮らしを脅かす悪疫となったのも、人間の文明のネットワークにとりついたからである」。
 (JN) 交通網の発達は人々に益をもたらしたが、疫ももたらした。金と時間があれば、自由に海外に行くことができる。経済発展著しい中国であるから、多くの人々が海外に出ていった。正月と重なったことも更なる感染拡大をもたらしたのか。日本に来る観光客の多くは中国の人々であるから、益とともに疫が沢山届いたのだろうか。人々の動く量とスピードが増すほど、見えぬお土産もたくさんになる。鎖国をするわけにもいかないのであるから、見えぬお土産が今後、どんなものでどのように届くのか、防ぐことから蔓延対応まで考えたい。
#エンデミック~エピデミック~パンデミック
#風土病

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