『ものごとはね、心で見なくてはよく見えない』

『ものごとはね、心で見なくてはよく見えない』<2020年3月17日(火)>
 津久井やまゆり園の殺害事件の裁判を終えて、『筆洗(200317)』は語る。「『ものごとはね、心で見なくてはよく見えない。いちばんたいせつなことは目に見えない』。『星の王子さま』の有名な一節・・・王子さまは、自分の星に大切なバラの花を残してきた。地球にもバラがあるが、自分のバラに比べれば、特別なものには思えない。キツネがこう教える。『きみのバラをかけがえのないものにしたのはきみがバラのために費やした時間だったんだ』・・・いちばんたいせつなもの。それが見えなかった被告である。・・・その命の一つ一つにはあのバラと同じように目には見えない大切なものが注がれていた・・・被告は差別的主張を改めていない。心の目を開かせたい。わずかでも」。
 (JN) 大切なことはそれぞれにあり、互いには簡単にわからない。だから、互いの大切なことを勝手に解釈できない。他者に勝手に自己判断をくだせない。況してや殺人などできようか。今の彼の心のままで、彼に死を与えてしまうのか。時間をかけて、彼の心の目を開かすことができないか。
#津久井やまゆり園の殺害事件の裁判
#目には見えない大切なもの

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