#どこかにひとつの井戸が隠されているからだよ

『#どこかにひとつの井戸が隠されているからだよ』<2021年3月27日(土)>
 世界幸福ランキング、今回日本は順位を少し上げ56位であった。『筆洗(210327)』は幸福を思う。<砂漠が美しいのは…そのどこかにひとつの井戸が隠されているからだよ>。『星の王子さま』(サンテグジュペリ)の知られた場面だ。聞いた「ぼく」は気付く。美しさをつくっているのは見えないものだと。コロナ禍でも、人々が以前と変わらずに幸せを感じる国はあるという。一位は今回もフィンランド。流行が比較的小さく抑えられ、ひどい医療崩壊も避けられた。公的機関への信頼や国民同士の寛容さも大きく、高かった数値を維持したようだ。これほど安定した首位の国の井戸に、学ぶべき幸福の秘密は、ありそうだ。最近は、外から聞こえる登校の子どもの笑い声に、幸福を感じるような気がする。日常がどれほど戻ったかを表す指標があるといい。
 (JN) 幸福感は個々に相違あり、それを各国比較するというのは難しいが、GDP等の経済指標によるものではないことが現れている。幸せは蛇口をひねれば出て来るものではなく、掘り当てなければならないものか。思い求めて歩くことであろうか。その井戸を大量生産や大量消費と思い込んでいる内は幸せは遠かろうか。
#世界幸福ランキング
#コロナ禍
#子どもの笑い声

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