『私は不公平さと政治的な迫害から解き放たれた』

『私は不公平さと政治的な迫害から解き放たれた』<2020年1月1日(水)>
 オリンピックイヤー初日のトップニュース「カルロス・ゴーン被告逃亡」に『春秋』(200101)は思う。「元会長の肩書が泣く所業だ。日本の当局にとっても、これほどの恥辱はない。『私は不公平さと政治的な迫害から解き放たれた』。・・・事件がガラパゴス司法の問題点を浮かび上がらせたのは確かだし、この人は今後もそれを強く訴えるはずだ。それでもその挙措、あまりにもさもしくはないか。日本の世論はかえって、古い司法を守るほうに傾くかもしれない。ゴーン裁判が開かれなければ、いくつもの謎が残されるに違いない。元会長の逃亡は、そんな罪もはらんでいる。ため息をつきつつ64年の元日紙面を眺めれば、日産の全面広告が晴れやかに自動車立国をうたっている。この半世紀は、なんだったのだろう」。
 (JN) 何だか、日本は間抜けだな。これだけの人物が隠密に国を抜け出せるのか。笑うしかない。鎖国状態にあるわけでもないのに、海外に拠点を持っている者がおとなしくしているわけがない。金はいくらでもある。表現の自由を得るためには日本を出なければならない。ミスタービーンは何でもできる。忍者であろうか、楽器になって自由を得た。でも、「不公平さと政治的な迫害から解き放たれ」るべきは日本に住む私たち忍者(しのぶもの)であるのではないか。日本の司法や行政はこれからどのようなことを行ってい行くのか、私たちは慎重に見て行きたい。
#自動車立国