『お砂糖、いくつ?』

『お砂糖、いくつ?』<2019年11月17日(日)>
 「タイやフィリピン、マレーシアなどの政府は甘い飲料などに相次ぎ『砂糖税』をかけている」。『春秋(191117)』は続ける。「あの慣習はいつ生まれ、いつ消えたのだろう。『お砂糖、いくつ?』。高度成長期あたりの・・・喫茶店のテーブルを挟んでアベック・・・角砂糖がグラニュー糖に変わっても「いくつ?」はしばらく続いた。「2つ」といえば山盛り2杯だったから、往時の砂糖の消費量は・・・いまは1人あたり年間15キログラム前後なのが、1970年代前半の日本人は倍くらいとっていた。・・・成長著しいアジアは・・・昭和の日本と同じく、砂糖の消費量の伸びは国の勢いと関係があるらしい。・・・ダイエット志向が定着したわが方では縁遠い話だろう」。
 (JN) ドアを開けると「カラカラ~ン」と音がする。「いらっしゃいませ」と声が迎える。小さな喫茶店が街々にあった。そんな昔の喫茶店には砂糖が各テーブルにおいてあったろうか。怪しい記憶である。作られた記憶かもしれない。徐にポケットからタバコを出して燻らす。ゆっくり新聞や雑誌を読む。仲間が集まれば、勉強会が始まる。四十数年前のあの頃は、まだブラック派は半数以下であったろう。貧乏な仲間のアパートへ行くと、砂糖などなく、インスタントコーヒーにお湯を注ぐだけ。私は45年ほどブラック派を続けているが、別にダイエット志向ではない。甘いものを楽しむために、コーヒーはブラックだ。
#砂糖税
#砂糖の消費量の伸びは国の勢いと関係
#ブラック派

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