『ポンペイを消滅させた大噴火には多くの教訓がある』

ポンペイを消滅させた大噴火には多くの教訓がある』<2019年8月9日(金)>
 浅間山の噴火に『春秋』(190809)は語る。「西暦79年、ベスビオ火山の大噴火で埋没した南イタリアポンペイ・・・約1割の人が逃げ遅れて犠牲になったとされる・・・やや高をくくっていたのではないかと専門家はみている。・・・62年に大地震に襲われ・・・助かったので、今度も大丈夫と思ったのでは・・・浅間山が4年ぶりに噴火・・・迅速な避難の大切さを、改めて感じた人も多かったろう。・・・ベスビオ火山の爆発に遭遇したのがローマ帝国の・・・プリニウス・・・救出と被災地の調査のため付近に上陸したが、有毒な火山ガスに倒れて帰らぬ人となった。噴石や高速に流れ下る火砕流以外に、ガス中毒も怖い。ポンペイを消滅させた大噴火には多くの教訓がある」。
 (JN) 地球の歴史のそのほんの一時にいま存在する私たちには、地球上の大自然の動きをまだ正確にとらえることができない。今回の浅間山の噴火は予知できなかったという突然の噴火である。火山の爆発力は計り知れず、場合によっては一火山の爆発で地球上の天候に影響を与える。日本の多くの場所に火山があり、その危機が隠れているのであろうか。火山の力・恐ろしさを我々一人ひとりができる限りの理解をして、行動をとれるようにしなければならない。それは、火山から離れたところにいる者も他人ごとではない。地震や天候の災害とともにしっかりと基礎を学習し、またそれぞれの地域の特徴を理解せねばならない。
#ベスビオ火山

f:id:morningstar:20190809091245j:plain