『「帰れ! 帰れ!」、否「正気にかえれ!」』

『「帰れ! 帰れ!」、否「正気にかえれ!」』<2019年7月20日(土)>
 米国大統領の発言に、支援者たちは「センド・ハー・バック」の大合唱。『春秋』(190720)はこれに正気にかえれと言う。「ニュース映像からも異様さが伝わってくる。かくも差別意識に満ちた『帰れ!』が、かつてあっただろうか。トランプ氏は支持者の高揚ぶりから距離を置くポーズを見せているという。しかし、映像を見れば一目瞭然。響きわたる『帰れ!』に耳を傾け、満足そうな様子の大統領が映っている。憎悪を募らせる為政者と、それに呼応する普通の人々。そして熱狂は高まっていく。なにも米国だけの問題ではあるまい。正気にかえれ」。
 (JN) 選ばれた者が扇動する。無垢な大衆をいとも容易く。苦労の苦労を重ね今を築いた人たちには今を守りたい。そのために排他行動に賛同する。今も昔も何所も彼処もである。人の心を動かすものは、正義や論理ではない。今の感情である。否、そうであろうか。何であろうか。心の中に潜んで我々を動かしている何か。それが熱狂を呼び、暴走してしまう。米国はどうなるやら。ドナルドだけの問題ではない。世界中の排除行動が収まるのは何時か。それともはじけ飛ぶのか。私たちは、今のこの扇動に乗せられて、現状に満足をさせたれてはならない。皆と手を結び、助け合う精神を取り戻そう。これは扇動ではない。
# センド・ハー・バック
#憎悪を募らせる為政者
# 正気にかえれ

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