『システム「金盾工程」が目を光らせる』

『システム「金盾工程」が目を光らせる』<2019年6月4日(火)>
 あるビジネスマンがぺ北京でカバンをなくし警察に相談した。『春秋』(190604)は続ける。2億台にのぼる監視カメラのお陰で、カバン戻ってきたようであるが、「感心するやら空恐ろしいやら、である。・・・北京はきょう、民主化を求める学生らを武力で弾圧した天安門事件から30年を迎えた。・・・犠牲者の遺族や活動家らへの監視を例年以上に強めているようだ。・・・30年前、中国の指導部が若者たちの声を受け止めていたら、歴史はどう変わっていただろうか。・・・もっと気楽に遊びに行ける間柄だったろうとは思う。なくしたカバンを探すのに、多少の手間はかかったかもしれないけれど」。
 (JN) 日本でもかなり監視カメラが配備され、犯罪への効果を上げているが、国家当局の利用によっては中国と同様に監視社会になって行くのか。悪いことをしていなければ、問題ないように思われるが、どうなのだろうか。国家というより、未来小説の読み過ぎではないが、コンピュータが人類を支配するための目になるのではなかろうか。とにかく、監視社会というものは窮屈であろう。現実として、この中国のあり方は人権侵害であろう。

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