『カツカレーの乱』

『カツカレーの乱』<2018年9月23日(日)>
 「私は悲しい。この中でカツカレーをただ食いした人がいる。心当たりのある議員は正直に手を挙げなさい」。『筆洗』(180923)は安倍陣営の決起集会に出されたカツカレーの数が国会議員票の投票数と合わないことについて語る。「『カツカレーの乱』とでも呼びたくなる。派閥のしがらみや人事での報復をおそれて、安倍支持を装っていても腹の中では安倍さんの言動や一方的な主張に別の感情もあるのだろう。皿と合わぬ議員票数は安倍一強の壁に走った小さな小さな亀裂か。大勝と強調する安倍陣営だが、カレーの一件に、実は「辛勝」ではとまぜっ返したくなる」。
 (JN) 数字と言うものは胡麻化すことができない。カツカレーの数は自分の票になる。抱え込みとして懸命な方法であろうか。この面々、表向きの数で裏切者がいて、数には見えない裏切者もいるはずだ。でも、数が表に出るので、カツカレーを食べてしまった以上、投票をカツカレーに入れざるを得ない。本当は自分に入れたかった者が多数いるはずだ。立候補せず、大勢力に入り込む。なんとも情けない現実である。しかし、そんな中、計算外が発生した。いったい誰だ。勝つには勝ったが、裏切者はどこにいるのか。それはソバにいるのだろう。疑惑はモリ込まれ、疑いは誰にカケられているのか。苦しいダジャレで申し訳ない。思うに、石破さん、今回の投票前の決起集会では、もり蕎麦かかけ蕎麦にする手があったね。