『走り出したら止まらぬ「地方創生」「人づくり革命」』

『走り出したら止まらぬ「地方創生」「人づくり革命」』<2018年2月6日(火)>
 「『走り出したら止まらない』とは日本の公共事業を象徴する言葉だ」。『春秋』(180206)は、東京23区の大学定員増抑制や高等教育の無償化、走り出したら止まらないと。「地方大学の魅力を高めるのは大事だが、都市部の大学をいじめてどうする。これではみんな横並びになりかねない」。また無償化は「学生だけでなく教育機関も線引きする案だ。やる気のない学校を延命させるなという批判を避けたいのだろう。いつの間にか話が、国による大学選別へ変わりつつある。現場への介入が好きな文部科学省の仕事である。官による統制が止まらない」。
 (JN) 都市部の大学の定員数を抑えたって受験生は都市にやってくる。金で国の言うことを聞かせようという方法も何とかならないか。これが効果があるという私立学校の弱さかな。さて、「人づくり革命」や「地方創生」のための政府の目的は何であったろうか。真面目な人たちは一度、目標を設定ると、それに驀地である。坂を転げるが如く止まらない。ちゃんとやらないといけない。融通が利かないものか。いや、何のためか、常に目的を思い、目標を変えていくべきであろう。何かにトライするれば、必ず何かが生じる。それを無視せず、目標に相反することであってもそれを取り入れていくことであり、それは逆戻りだってある。女坂男坂の階段を上り直して、鳥瞰することも必要である。坂の下に向かって只管転がり続けるのだはなく、上ったり下りたりを繰り返して行くことが必要だ。それが民主主義である。監視役の内閣はどうした。内閣と省庁が忖度ではなく、互いに刺激し合い切磋琢磨で目標に向かうことができないでしょうか。