『百花繚乱の季節を迎えそうな予感がする。』

『百花繚乱の季節を迎えそうな予感がする。』<2017年9月11日(月)>
 桐生祥秀さんが100メートルで10秒の壁を破った。『天声人語』(170910)これに続けと期待する。「欧米の陸上界に『れんがの壁』と言われた記録があった。中距離の1マイル走の『4分の壁』だ。永遠に破れないと評されたが、54年に英国選手によってひとたび破られるや、次々と20人以上が続いた。今回、日本陸上界で10秒の壁が崩れた。堰を切ったように9秒台が相次ぐか。百花繚乱の季節を迎えそうな予感がする。
 (JN) 桐生選手によって日本のランナーがやっと象よりも早くなったそうだ。9秒98と10秒01との違いは何なのだろうか。私のような走ることの苦手な者には想像ができない。何せ、100メートルを高校生時代でも12秒台になるか否か。今じゃ走れまい。そんな私が言うのも烏滸がましいが、如何に伸びらかであるかだ。しなやかに走る。それを実行できると走るのが嫌いな私が1秒近い短縮タイムになった。これはスポーツ全般に係ることであろう。如何にして、本番で力まず、心と体が自由に動いてゆくか。スポーツだけのことではないだろう。競い合う場での心得だろうか。大学に入って苦しんでいた桐生選手の力は、これから伸び、また他の若者もそれとともに伸びていってほしい。力まずに伸び伸びとお願いします。